本稿では、モニターのリフレッシュレートを向上させる方法・手順を紹介します。
この方法を用いれば、定格以上のリフレッシュレートで動作させることが可能です。
モニターの値段はリフレッシュレートが高いほど高価格帯になる傾向があるので、なるべく価格を抑えて高リフレッシュレートを試したい場合に、本稿の内容を試してみてください。
費用を抑えてリフレッシュレートを向上できるメリットがありますが、デメリットもあります。よく考えてから試してください。
モニター オーバークロック
オーバークロックとは、本来の性能以上のパフォーマンスを引き出すことです。
オーバークロックというとCPUの印象が強いですが、モニターでもオーバークロックを行えます。
NVIDIAコントロールパネルを用いた設定方法を本稿では、紹介させていただきます。Radeonのグラフィックカードを使用している場合は、本稿で紹介する方法では設定できません。ご了承ください。※1
※1:手順が違うだけで、Radeonグラフィックカードでもオーバークロックは可能です。
オーバークロックの方法
NVIDIAコントロールパネルを開いて「ディスプレイ」⇒「解像度の変更」
解像度の変更画面で「カスタマイズ」を選択。
カスタマイズ画面が表示されるので、画面下部の「カスタム解像度の作成」をクリック。
変更する場所は、青枠で囲ったリフレッシュレートの部分。
変更したいリフレッシュレートに変更して、画面右下の「テスト」をクリック。
試しに160Hzに変更してテストしてみました。
テストが成功すると、上記の画面が出力されます。
これで160Hzのリフレッシュレートのカスタム解像度が作成されました。
定格144Hzのモニターで試してみて165ぐらいまでは対応できる感じでしたが、一気に上げるのはおすすめしません。2Hz刻みぐらいで試しながら行ってください。
解像度の変更画面に戻り、先ほど作成したカスタム解像度を選択して適応すれば、リフレッシュレートを向上させた状態が反映されます。
Windowsの「ディスプレイ設定」⇒「詳細設定」で確認すると、変更されていることが確認できます。
例の場合、160Hzで試したので160Hzに変更されたことが確認できました。
メリット
オーバークロックのメリットは定格以上のパフォーマンスを発揮できるところです。
60Hz⇒75Hzのモニターに乗り換えようと思うと費用が結構掛かりますが、オーバークロックなら費用をかけることなく、今お使いのモニターで75Hzを体感できちゃいます。
やはり、リフレッシュレートを向上させるとゲームでも有利になる場合があります。どうしても購入資金がないって方はオーバークロックに頼ってみるのも手ですよね。
デメリット
オーバークロックのデメリットは、定格以上にパフォーマンスを発揮させてしまうため、動作の保証がないというところです。定格は、安全に動作させれる範囲なので、それを超えた動作は保証は無いと思ってください。
極端な話、定格60Hzのモニターで144Hzまでオーバークロック!ってのは厳しいです。
プラマイ20ぐらいの範囲なら正常動作できるでしょうが、それ以上は逆にチラついたり挙動がおかしくなる可能性が高いです。
また、定格以上のパフォーマンスを続けさせると故障率(寿命)も短くなると言われています。なので、オーバークロックを行う際は、デメリットを理解した上で行ってください。
まとめ
以上が、モニターのリフレッシュレートを向上させる方法・手順です。
モニターに限らず使用できる方法なので、メリット・デメリットをよく理解した上で試してみてください。
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