折り紙感覚でPCケースが組立てられる、なんとも不思議なPCケース(POC)が IN WINから登場。
なんだか面白そう、今後のトレンドになりそうなので紹介します。
数回にわたる折り曲げに耐える「SECC 鋼鈑(電気亜鉛メッキ)」を採用しているPOCは、1枚の平らな金属板から、機能的に美しいMini-ITX ケースに生まれ変わる楽しさを体験することができます。
SECC 鋼鈑のメリットは、
- 比較的安価で入手しやすい
- 美しい表面を持つ
- 加工性に富み成形しやすい
- 塗装性に優れている
といったメリットがあり、特に加工性に富み成形しやすい。
という点から、手で曲げて作るMini-ITX ケースの素材として採用されたのではないでしょうか。
省スペースな収納
POCは、1枚の薄い板から成形するので、小さなピザボックスのようなものに収納されます。
大きな箱で持ち運びが大変な従来のMini-ITX ケースと違い、まとめて持ち運べるのがグッドポイント。
カラーバリエーション
POCには、ブルー/ブラック・グリーン/イエローの2色のカラーバリエーションがあります。
個人的にはグリーン/イエローの派手さが結構好みで、ミニゲーミングPC用途とかで使うと、相性良よくピッタリだと思います。
エアフロー
POC前面の三角形は、自分好みに穴をあけることができます。多く空ければ冷却効果も高まります。
冷却FANはLUNA AL120が付属してきますが、POCでハイスペックマシンを組もうと思うと、冷却が課題かもしれません。
サイズ(仕様)
POCは標準のATX電源、幅346mm・厚さ82mmまでのグラフィックスカードの取り付けができ、コンパクトながら、十分な装備が可能です。
グラフィックスカードにおいては、RTX 4070Tiとかのハイスペックのグラフィックスカードも余裕で入ります。必要にして十分なスペックのPCが組めます。
詳細な仕様は、以下の通りです。
モデル POC モデル IW-CS-POCBLU
IW-CS-POCGRE色 Black/Blue, Green/Yellow ケースの種類 Tour Mini-ITX 素材 SECC M/B互換性 Mini-ITX 拡張スロット 3 x PCI-E
(3.5 スロットGPUに対応。PCI-E 4.0 ライザーケーブル付属。)拡張スロット GPU の長さ: 346 mm
GPU の厚さ: 82 mm
CPU ヒートシンクの高さ: 142 mmポート 1 x USB 3.2 Gen 2×2 Type-C
2 x USB 3.2 Gen 1
HD Audio Combo (CTIA – SPK/Mic)内部ドライブベイ 1 x 2.5″ 熱ソリューション互換性 ファン:
リア: 1 x 120 mm
(1 InWin Luna AL120 ファンプレインストール済)電源装置互換性 PSII: ATX12V
– 長さ最大 160 mm製品の寸法
(L x W x H)256 x 278 x 423 mm パッケージの寸法
(L x W x H)449 x 418 x 45 mm 正味重量 4 kg 総重量 5.2 kg 引用:IN WIN
組立て方法
POCの組立て方法は、Assemly Guideから知ることができます。
2Dマニュアルだけではわかりづらい組立てですが、3Dガイドがあれば楽々です。
Assemly Guideにアクセスしてローディングが終わると以下の画面になるので、赤枠のPOC Assembly Guideをクリック。
クリック後、下記画面に遷移するので、FOLDをクリック。
POC各パーツ(7 Panels)が左上から並んでいます。各パーツをクリックすることで、クリックしたパーツの折り曲げ方を知ることができます。
まとめ
以上が、折り紙感覚でMini-ITX ケースを組立れる不思議なPOCの紹介でした。
個人的には、もう少しカラーバリエーションが増えると色々な選択肢が広がるのでいいと思いますね。また、ケースまで自作している感が出るので、自作erの心を満たしてくれそうな製品ですね。
従来のMini-ITX ケースより、組立て前の場所は取らず、組立てる楽しさを体験できる面白いケースなので、今後、こういった組立て式のケースがトレンドになると面白いですね~
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